離島
Islands

シンガポールには、野生動物に出会うことができる島々があります。その中でも、プラウ・ウビン島とセント・ジョンズ島は、シンガポールの都会的なイメージとは異なる自然と歴史に触れることができる島々といえるでしょう。

プラウ・ウビン島(Pulau Ubin)は、シンガポールの北東部に位置する約10平方キロメートルの島で、マングローブ林や湿地帯が広がる自然豊かな島です。島には古い村落が残り、昔ながらの生活を営む住民もいます。レンタサイクルで島内を巡ることができますが、道は舗装されていない場所も多く、坂や砂利道もあります。野生の猿や猪、爬虫類に遭遇することもありますし、スコールに襲われることもあります。下手をすると泥だらけになるでしょう。しかし、それがかえってワイルドな体験を楽しむことができるというものです。

セント・ジョンズ島はシンガポールの南部に位置する小さな島です。かつては隔離島や収容所として使われていた歴史がありますが、現在は猫と猿が暮らすのどかな雰囲気の島です。また、隣接するラザロー島(Lazarus Island)は歩いて、クス島(Kusu Island)まではフェリーで行くことができます。ラザロー島には静かなラグーンビーチがあり、クス島には中国寺院があります。

どちらかといえば地元の方々が週末のレジャーで訪れる島々のため、日本から訪れる日本人観光客はほぼいない島々ですが、シンガポールの原風景を感じられる場所であることは間違いありません。