シティ
City

シティエリアはシンガポールの中心部に位置する地域で、イギリス統治時代の雰囲気を残すコロニアル建築や美術館、金融街のシンボルであるラッフルズ・プレイス周辺の煌びやかな高層ビル群など、歴史と現代が交錯するエリアです。シティエリアはシンガポールの政治、経済、文化の中心地でもあり、多くの観光スポットやショッピングモール、レストランなどがあります。

シティエリアには白亜のセント・アンドリュー大聖堂、旧裁判所を改装したナショナル・ギャラリー・シンガポール、フォート・カニング・パーク、シンガポール国立博物館、ラッフルズ上陸地点などがあります。これらの場所はシンガポールの歴史や文化を知ることができるスポットです。セント・アンドリュー大聖堂は1856年に建てられたゴシック様式の教会で、シンガポール最古の教会です。ナショナル・ギャラリー・シンガポールは2016年にオープンした美術館で、東南アジア最大の美術コレクションを展示しています。フォート・カニング・パークはかつてマレー王国の王宮やイギリス軍の要塞があった丘で、現在は緑豊かな公園として親しまれています。シンガポール国立博物館は1887年に開館したシンガポール最古の博物館で、シンガポールの歴史や文化を紹介する展示があります。ラッフルズ上陸地点は1819年にイギリス人トーマス・ラッフルズが初めて上陸した場所で、シンガポールの創成期を象徴する場所です。

ラッフルズ・プレイスは所せましと高層ビルが林立しており、その中に観光客に人気のホーカー「ラオ・パ・サ」があります。ラッフルズ・プレイスはシンガポールの金融街として発展しましたが、ラオ・パ・サの建物は歴史的建造物ということもあり、あれだけ土地と建物の単価が高そうなエリアでも低層建物のまま残っているので、不思議に感じられます。